ギターを始めてから気づけば20年近く経ちました。
今まで独学でやってきて、学生時代にはバンド活動も熱中していました。
そこに不満や悩みはなかったのですが、ここ数年ギターを再開してある壁に当たったので、改めてギターのレッスンを受けてみようと思い立ちました。
仕事や家事で時間もなかなか取れないので、オンライギターレッスンを選んだのですが、その時に不安だったことや、必要だったもの、結果どうだったかを自分の体験から語ってみたいと思います。
結論から言うと、選んだTHE POCKETというオンラインギターレッスンのサービスには大満足しています。
レッスンのきっかけ
冒頭にも書いたとおり、20年ほど前からギターを始め、学生時代にはオリジナル曲でライブやCD制作などの活動をしていました。
基本的に独学で、当時好きだったThe LibertinesやStrokes、Arctic Monkeysの曲から影響を受けてコピー練習や作曲をしていました。
社会人になって5年くらいは全くギターを弾かなくなったのですが、このまま眠らせてはもったいないと思い、再開。
それぞれ家庭なども持ち、なかなか当時のメンバーは集まらないので、宅録も機材を揃えて一緒に始めました。
するとどうでしょう。
当時は時間もあり、メンバーがそれぞれの強みでアイディアを出せていたのに、一人でやると全然進みません。
- コード進行がどこにでもあるような感じになってしまう…
- ベースラインってどうやってつけるんだ…
- ここにリードギター入れたいけど、音がいまいち合わない…
などなど。
加えて、たまたまブルースセッションに参加する機会があったのですが、何もついていけずとても悔しい思いをしました。

腕も落ちているので、「こういうフレーズがほしいのに!」という時にもうまくいかずモヤモヤしました
効率よく、そして自分の頭にあるイメージを描き出すために、基礎から学ぼうと決意しました。
オンラインギターレッスンを選んだ理由
これは主に3つあります。
- 時間と場所に制約がない
- コストパフォーマンスが高い
- 講師のクォリティのばらつきが少ない
時間と場所に制約がない
家庭と仕事の合間に趣味であるギターレッスンを受けるに当たって、これは非常に重要でした。
仕事後にギターを担いでレッスンに行くことや、職場にギターを持っていって帰りにレッスンによるのは考えるだけで大変です。
また、オンラインギターレッスンなら、仕事や家事育児が一区切りついた夜の時間からでも自宅で受けられると思ったからです。
コストパフォーマンスが高い
一般の音楽教室だと防音室や機材の手配、講師の交通費などの経費がかかります。
それに比べてオンラインレッスンなら、講師の方もご自宅で参加します。
結果としてオンライレッスンのほうが、音楽教室に通うスタイルよりも安価で済むことが多いです。
(こちらの交通費もかかりませんし)
講師のクォリティのばらつきが少ない
音楽教室に通うスタイルだと、講師の選択肢は限られます。
年令や性別、好きなジャンルなどが一致しないとレッスン継続のモチベーションも保てません。
オンラインレッスンなら、在籍している講師のプロフィールを見て、自分で申し込むことができます。
自分に近い年齢の講師、好きなジャンルが同じ講師、指導方針が初心者に優しい講師、など自分にあった講師を選ぶことができます。
THE POCKETについて
THE POCKETは2010年に開校した日本で初めてのオンラインレッスン専門ギター教室です。
2021年には継続率が98.2%というとても高い数値を記録しています。
比べるものとして適切かわかりませんが、オンライン英会話レッスンの継続率は20%以下だそうです。
最大手ということで、ここに申し込むことにしました。
このあとに紹介する特長も魅力的だったのも決め手です。
THE POCKETの特長
先程のオンラインレッスンの魅力に照らしてそれぞれ評価してみます。
レッスンは9:00〜23:00まで対応
朝9時から、夜は23時までやっているので、仕事や家事育児などのライフスタイルに合わせたスケジュールが組みやすいです。
店舗型大手音楽教室と比較して3割安いレッスン料
大手の音楽教室5社と比較して、1レッスン(50分)のレッスン料が36%安いという調査結果です(2025年3月)
2025年4月時点での料金は以下のとおりです。
確かに、最寄りの大きな駅に入っている大手楽器教室のプランと比べるとそれくらいの価格差がありました。
ライトプラン | ミドルプラン | スタンダードプラン | |
月額料金 | 8,600円 | 11,700円 | 14,960円 |
レッスン回数 | 月2回 | 月3回 | 月4回 |
レッスン時間 | 1回50分 | 1回50分 | 1回50分 |
講師のクォリティが高い

老若男女問わず、一流の方々が在籍されています。
有名ミュージシャンのレコーディング参加者や、ライブのバックを務める方、Youtubeで動画を公開している人など実績豊富な方が多数在籍しています。
THE POCKETレッスンの流れ
まずは無料体験レッスンから
なんと、まずは無料でレッスンを受けさせてくれます。
その際には自分で講師を選ぶのですが、講師もたくさんいるので選べなくて困るかもしれません。
そんな人向けに、「おすすめ講師判定」というサービスがあります。迷う方はこちらを活用すると良いと思います。

僕はJimiHendrixやJohn Mayerに憧れているので、こちらの講師の方のプロフィールにビビッときて申し込みました。

講師の方のプレイ動画なども豊富にアップされているので、自分の理想のスタイルの人を見つけるといいと思います。
レッスンに必要なもの
最低限で良ければギターとアンプ(小型で十分)、ZOOMに接続できる環境が必要です。
講師といっしょにZOOMの設定をして、直接アンプの音をパソコンのマイクで拾いましょう。
より良い音質で受けたければ、楽器の音と声をパソコンに入力するためのオーディオインターフェース、マイク、ヘッドホンがあるとなお良いです。
オーディオインターフェースにヘッドセットを接続する方法を解説している記事も良ければ参考にしてください。
レッスンを体験しての感想
無料体験レッスン
まずは自己紹介をして、レッスンを通してどうなりたいかを講師とすり合わせていきます。

僕の場合は、Jimi HendrixやJohn Mayerのようなコードワークと単音を組み合わせたプレイを目指して、フレーズ作りの理論的な仕組みなどを習うことにしました。
好きなギタリストが同じな講師を選んだので、非常にすり合わせがスムーズでした。
その場の残りの時間ではCAGEDシステムというギターの指板の捉え方について導入だけ習って、時間は終了です。
本レッスン
2025年4月時点で継続3ヶ月目です。
CAGEDシステムから始まって、指板上にトライアドを見つけるトレーニングをしながら、ジミヘン風のフレージングの基礎について学んでいます。
正直、めちゃくちゃ楽しいです。
今まで感覚的に丸暗記していたフレーズの成り立ちが分かり、自分で自由自在に生み出すための第一歩を踏み出したように思います。
これからも継続していく気満々です!
デメリット
あまり不満はないのですが、2つだけ少し気になる点がありました。
- 講師の方と連絡が取りづらい
- ZOOMのため相手の手元が見えにくい
毎回のレッスン終わりに次回のレッスンを決めるのですが、急遽変更があったときなどメールでのやり取りが少々面倒です。
でもこれは緊急で日付を変えたいときくらいなのでそんなに気になりません。
ZOOMで手元が見にくいのは、こればっかりは仕方ないと思います。
また、講師と同時に演奏というのもオンラインの遅延の為難しいと思います。
それを納得したうえでオンラインレッスンを選びましょう。
まとめ
ギターは独学の人も多いと思いますが、ちゃんと理論を理解している人から習うと上達は段違いです。
独学に限界を感じている人は、オンラインでのレッスンを検討してみてはいかがでしょうか。
一緒に効率よくギター上達を目指しましょう。